2013年05月15日

なぜ、勝手におもちゃを片付けると子どもは怒る?

こどもがちらかし放題の部屋。

歩いているとブロックやミニカーを踏んで

「痛!」っとなりイライラに。



イライラを払拭するように片づけをはじめて

感情はエスカレートしていきどんどん片づける。



スッキリした部屋にホッしますが、

帰ってきた子どもがその部屋をみて怒る!



なんで、片づけたのに怒るんでしょう?



実はこれは、

視覚の同一性保持現象が関係しています。

同一性保持現象は、無意識で見た風景を記憶し、

それと違っている個所に注意を向けて

ちがいを発見するとノルアドレナリンが発火する。



ノルアドレナリンはこの場合、不安や恐怖反応を

喚起します。



だから、

子どもは怒っているというより

変化を怖がっているということ。



私たち大人にも

同じような反応がみられます。

同一性保持現象は、視覚以外にもみられます。



たとえば

「聞いてない」が口癖のような方、

職場にいませんか?



何かを始めるときに、

話を通しておくはずが、もれてしまうと

「私は聞いてない」と怒る。

これが些細なことでもみられると、

またこの人の「聞いてない」が始まったよ・・・。

と周りの人たちがゲンナリしてしまいます。



これも、

メンツをつぶされたから怒っていると思われがちですが、

脳の中では突然起こった新しい変化に

ノルアドレナリンが発火して

恐怖反応を引き起こしたということです。



この「聞いてない」さんが

主体になって話をすすめてくれれば

スムーズなんですけどね。



さて、

子どもの場合は、

大脳の発達がまだ途中なので、

ノルアドレナリンの反応も極端に表現されます。

「お母さんなんかだいっきらい!」なんてことにも。



しかし本当の意味は

「なんであるはずの物がなくなってるの!?

こわい!!」ということです。



親としてはかなり手間がかかりますが、

一緒に片づけをすれば、

お互いに心地よく過ごせます。



あとあと嫌な感情を引きずってしまうのも

親の方なので、ならば時間はかかっても

一緒に片づけをした方がよいか、と

試してみてはいかがでしょうか。



きっと、

その後の子どもの行動にも

変化がみられるはずです。



脳の仕組み知ると、

日常の中には成長できるチャンスが

いっぱいありますね。



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人間が成長するために

もっとも簡単で確実なツールが睡眠です。



睡眠を制すれば、

脳の働きは変わります。



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「起床から4時間以内に光を見て

6時間後に目を閉じ、

11時間後に姿勢を良くする」という

4-6-11の法則で

睡眠をコントロールする術を

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毎日の充実に

ぜひ、お役立てください。

  

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2013年05月14日

スマホ使用中に顎をひいて頭痛防止

道具が変わるということは、

姿勢が変わるということ。



姿勢が変われば、

今までに経験したことがない

新しい弊害も出てくるものです。



ガラケーからスマホに変わり、

私たちは、かつてないほど

頭部を後屈したまま維持する姿勢をとっています。



電車内などでスマホ使用中に

首を突き出して顎をあげて画面を

覗きこんでいませんか?








ちょっと周りを見回すと

こんな姿勢の人がたくさんいませんか?


最近、頭痛がひどい

と思ったら

過度に頭を後屈させていることで

首と頭の筋肉が緊張しっぱなしかもしれません。



まずは

スマホを使うときは顎をひくように

してみてはいかがでしょうか。



顎をひくと少しですが自然に背中が伸びます。

過度な緊張を体に強いることをなくせば頭痛防止に。



日常姿勢は

道具によって無自覚に変わるものです。



頭痛や肩、腰などが痛いなと

思ったら、最近、身につけている物を変えたのかも。



道具が変わっても

カラダの中心を維持した姿勢が保てるように

上手に付き合いたいですね。





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忙しい生活の中でも

ほんの少し意識をするだけで

体調は随分と変わっていくものです。



本当に改善する方法は、

ほんのちょっとした地味な行為なはず。

それが日常のルーチン行動の歯車を

かみ合わせて良いスパイラルに導いてくれます。



ヒトは、体調が改善すると

悪かったときのことを忘れます。




良くなっていくときは

意外とあっさりとしています。



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6時間後に目を閉じ

11時間後に姿勢を良くする」という

普遍的な生体リズム調整法を詳しくご紹介しています。



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2013年05月12日

その言い間違えはアクションスリップ

徹夜が続いた週は

ダメージが出てきます。



その一つに

脳が意図することと違う行動を

出力してしまう

「アクションスリップ」があります。



アクションスリップは、

いわゆる「うっかりミス」の

もっと無意識レベルで起こるもので、

かなり無自覚に行動した後で

「あれ?なんでこんなことをやったんだろう?」と

いう感じの現象です。



自分でも自覚しないので

「私ちょっとおかしい」と

笑い話になって終わりなことも多いですが、

睡眠が不足すると、これが確実に増えます。



病院での治療では、

脳障害によって

このアクションスリップが日常的に起こってしまう方に、

課題を行うときに、脳が処理しなければいけない情報量を

減らし、徐々に神経を活発にさせていくという

ことをします。



先日、

私もラジオの生出演中に

「どうしても眠くなってしまうときに」という言葉を

いうつもりが、

「どうせ」と言ってしまって

イヤイヤ違う違うという感じになりました。

これはマズイ。



アクションスリップのときは

台詞をかんでしまうというのとも違い、

無自覚なので自分が言ったことが理解できずに

「あれ?」という間があります。



みなさんはアクションスリップ、

見られていませんか?



睡眠は、1日で完結される現象ではなく、

1ヶ月、1年という長いスパンで見ていきます。



1日5分だけの早寝でも

トータルで見ていけば睡眠の絶対量を

増やすことができます。



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不規則な生活でも生体リズムを使えば

工夫できることはあります。



毎日の生活の充実に

ぜひ、お役立てください。

  

Posted by ActiveSleep at 11:09Comments(0)

2013年05月10日

女性は男性を「歯」で選ぶ!?

ストレスという言葉は非常に便利で

様々なシーンで使用されています。



私たち生物にとって

もともとストレスとは「感染」を指します。



他人と会話することは

菌を交換することです。



人間は、常に免疫システムを作動させていて、

これがうまく作動しているときは、

他人から菌が入ってきても平気なので

気持ちも外交的になる。



最もこの働きが強いのは午前11時ごろです。

この時間は人と交流することに向いています。



一方で、

極端に睡眠が減るなどすると

免疫力が低下して、

菌に対抗できる力がなくなり、

人と会うのが億劫になる。



免疫力を向上させるために

睡眠の質を高めることは、

社会での交流にとってとても重要だということです。



ところで、

人間はもともとパートナーの体調を

確認するためにキスをしていたと。

感覚的に相手の体調や排卵日が分かるとのことです。



キスの欲求は、

男性は女性の容姿で決まる。



一方、

女性は男性の「歯」で決まるそう。

「歯」の並びや清潔さで、

自分の免疫力との兼ね合いを判断しているのかも。



このような科学的な側面からの解釈があると

男性向け「モテ歯活」みたいな市場ができたりして。



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睡眠は

生きる上での基盤だということは

みんな知っていますが、

「ちゃんと眠る」とは

どうすれば良いのかを

知る機会はなかなかありません。



この本では

誰でもできる朝昼夕3つの心がけ

「起床4時間以内に光を見て

6時間後に目を閉じ

11時間後に姿勢をよくする」を

理論的背景とともにご紹介しています。



毎日の充実に、

ぜひ、お役立てください。

  

Posted by ActiveSleep at 09:32Comments(0)

2013年05月09日

やめたいことは逆に丁寧にやるとやめられる

自分の思いと実際の行動は

なかなか一致しないものですよね。



人間の生理的な仕組みは

「促通(そくつう)」と「抑制(よくせい)」です。



やめたいことがあったら、

逆にしっかり丁寧にやるとやめられる。



例えば、だらだらテレビを観続けるのをやめたければ、

ちゃんと座って集中してみたい番組を見る。

観ながらメール書いたり、洗濯物をたたんだりしない。



エンドレスに食べてしまうお菓子をやめたければ、

高級なお菓子をお皿に盛って味わって食べる。



人間の欲求は、

極端に促通されると抑制が働きやめられますが、

中途半端に抑制しようとするとやめられない。



やめたいと思っていることは、

実はちゃんとやれていないのかも。

中途半端さが生んだ行為は

満たされないので疲労してしまうだけ。



これって

人間関係も同じかも?

しれません。





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睡眠不足なんだから「早く眠ろう」

と言っているのにだらだらと時間が過ぎてしまう。



そんなときも

やめようとしていることを

しっかり丁寧にすることで

切り上げられるはず。



睡眠をコントロールすることは

人生を充実させます。



この本では、

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2013年05月08日

ミッションに突き進む人は周りをやる気にさせる

春は人材育成に重要な時期ですね。

人をやる気にさせることて

難しいですよね。



人間には、

やる気が出る仕組みがいくつかありますが、

他人がいてこそ出るやる気の仕組みがあります。



他人の頑張りを見てやる気になるシステムです。

ミラーニューロンは

他人の仕草を脳内で再現し

感情も喚起される。



他人の感情を

疑似体験する機能があるからです。

当事者より見ている方

がリアルな感情を持つこともあるぐらい。

スポーツの中継などでよく経験しますよね。



ただし、

見た人がやる気になるためには、

その人が自分のミッションを持っている場合に限ります。



頑張っているといっても、

アピールしたり媚びることにに頑張っていては

他人のミラーニューロンから喚起される感情は

嫌な感情ばかり。



そりゃそうですよね。

人に媚びているときは

自分も嫌ーな感情を抱いています。

他人も媚びている人を見るだけで

同じ感情が脳内で喚起してしまうのです。



一方で、

自分のミッションに突き進んでいる人を見ると、

物事に没頭するときの心地よさや、

目標に向かっているときの高揚感が脳内でつくられるので

自然にやる気になってしまいます。



他人をやる気にさせるには、

自分自身が目標に向かって突き進むことです。

自分のことに集中できていれば

周りの人は自然にやる気になります!





病院での体験でも

このことを実感することがたくさんありました。

寝たきりで人工呼吸器をつけている人が、

病院職員のことを心配してはげまして

くれることがあります。



はたから見れば、

生きるか死ぬかというときに

人のことを心配している場合なのか?と

思うかもしれませんが、

これが人間なのです。



人間はどこまでいっても

他人がいることで成立する動物です。



家族や職場の仲間を

自然にやる気にさせるには。

つい、相手のやっていることに口をはさむことに

時間を割いてしまいますが、

自分の目標に向かって頑張る方が、

近道ですね。



5月7日発売の日経ウーマン

「朝早起きが苦手な人の睡眠&起床テク」に

監修させていただきました。







忙しい毎日でも簡単にできる

実践的な方法をご紹介しています。

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おかげさまで6万部を突破いたしました。

皆さんから寄せられる「最近調子が良くなった!」という

お声がなによりうれしいです。



眠りに悩む人だけでなく、

忙しくて睡眠不足の人や仕事中に眠い人、

やる気がイマイチでない人など、

たくさんの方々に解決策が提供できるように

頑張ってまいります!

  

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2013年05月07日

うつぶせ寝の方が長生き!?

毎日どんな姿勢でお休みですか?



実は、仰向けよりうつぶせ寝の方が

長生きという研究があります。



人間はもともと四足動物。

内臓も前についているし、

もし、動物が仰向けで寝ていたら

「大丈夫か?」と思ってしまうほど

無防備です。



仰向けでリスクが高いのは

人間も同じです。



肋骨は、

全部で12番ありますが、

上から3番までは上に動き、

4番から下は横と後ろに動きます。



前者が胸式呼吸で

後者が腹式呼吸です。



睡眠中には、

腹式呼吸が優位になるという話を

聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。



仰向けは

腹式呼吸の肋骨の動きをブロックしてしまいます。



うつぶせ寝を実行するには、

顔を左右どちらかに向けて、

顔を向けた側の手を曲げて

胸の下にクッションを入れてください。







最初は息苦しい感じがしますが、

それは、胸式呼吸のパターンを使っていたところに

上の肋骨をブロックしたからです。



肋骨が新しい呼吸パターンに慣れるまで

14日間ぐらいかかりますが、

長い人生を考えれば大した時間ではないと思います。



うつぶせを始めると、

最初は首など体が痛いことがあります。

睡眠中の動き方を体がまだ覚えていないからですが、

徐々に体が動きを覚えます。



病院では呼吸機能が低下してしまった患者さんに

うつぶせを訓練するのですが、

肺の中に溜まってしまった「痰」を出す効果があります。



痰は肺炎のリスクを生んでしまします。

うつぶせをするとよだれや鼻水、痰が出てしまうことを

気にされる方が多いですが、

これが体内にたまってしまっていると、

炎症の原因になります。



かぜ、鼻炎、のどの痛みなど、

慢性的に抱えていらっしゃる方は、

ぜひ、うつぶせで排出してみましょう。



最初はよだれなどが出ていても、

徐々になくなっていきます。



私自身もうつぶせ寝に変えて、

随分と体の調子が良くなりました。



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こちらでは、

毎日行う睡眠を活用して、

やる気を引き出すカンタンな方法をご紹介しています。



毎日の充実に、

ぜひ、ご活用ください。



  

Posted by ActiveSleep at 09:23Comments(0)

2013年05月04日

就寝より起床時間をそろえて

GWですね。

天気にも恵まれて新緑が本当に気持ち良いです。



さて、

ここ1ヶ月の私の睡眠をアップしてみます。




グラフは20時からスタートしていて、

眠っている時間が塗りつぶし、

ベッドに入っている時間が→です。



睡眠の研修をすると、

規則正しい生活を意識して

就寝時間をそろえている方が結構多く

いらっしゃいます。



なるべく就寝が遅くならないようにしようと

いうことにはとても大切なことですが、

反面、もっと早く眠れるのに

決まった時間まで起きていてしまうという

デメリットもあります。



記録に書くと気づきますが、

これがなかなか自覚できないんです。



私の記録を見てみると

起床時間はそろっていますが、

就寝時間はバラバラ。



生活スタイルはさまざまだと思いますが、

この起床をそろえるというのが

結構重要です。



今まで就寝をそろえてきたのに

考え方を変えるというのは大変ですが、

実際に週末を使ってそろえてみると、

翌週の体が軽い。



このような体の変化が一番のモチベーションですよね。

自分のカラダが快適なことを

やってあげましょう。





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睡眠を昼間の行動でコントロールするという

科学的な方法を使ってみると、

カンタンなのに頭スッキリ、体が軽くなっていきます。



休みの日を使って睡眠のリズム調整をしている。

なんていうのも良いかもしれませんね。

  

Posted by ActiveSleep at 11:24Comments(0)