2013年12月10日

ラベンダーでも嫌な記憶だと眠れない

こんにちは。

作業療法士の菅原洋平です。




匂いと睡眠の関係って

分かりそうでなかなか難しいです。







1つの種類でもたくさんの香気成分から構成されるので、

気候や育成場所によって成分が異なる香りを

科学的に検証することは難しい。




睡眠もまた、複雑な生理過程が

混在した現象です。




匂いと睡眠。

これはどちらも単純な現象ではないので、

曖昧なもの同士の作用から

法則性を見出すのが

難しいのです。










【眠ってしまったら匂いを感じない】




匂いは、

眠り始めのみに作用し、

眠ってしまうとほとんど感じないことが

知られています。







つまり、

アロマポッドなどを

睡眠中にたき続ける必要はない、ということ。




アロマを変えるために

途中で起きるという方のお話を

伺うこともありますが、

ずっと香っている必要はないので

気になって逆効果になることもあります。










【嫌な思い出と結びついたら嫌な匂い】







また、

学習された記憶が連想して眠れなくなる

精神生理性不眠では、

例えば、

鎮静効果があるラベンダーでも

過去の体験を連想させて

睡眠を妨害することがある。




一般に睡眠に良いとされている匂いが

全ての人に良いとは限らないので

ご注意を。




匂いは記憶と強い関係があるので、

良い思い出やぐっすり眠れていたときに

かいでいた匂いが

その人にとって睡眠に入りやすい

匂いになるということも、

知っておきましょう。







匂いを睡眠導入に使うならば、

寝室に入った最初の一瞬香れば

要は足りています。







過度に匂いに頼らずに、

睡眠の力を鍛えたうえで

楽しめるようにしましょう。







Posted by ActiveSleep at 15:16│Comments(0)
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