作業療法士　菅原洋平の生活術

体内時計をうまく操ることが

病気予防やパフォーマンスアップの重要なコツです。



21世紀は生体リズムの時代と言われ、

人が病気になる時間や頭が良くなる時間、

やせる時間など、私たちの生活に密接に関係することが

体内の時計遺伝子によってコントロールされていることが

明らかになっています。





体内時計は

脳の視交叉上核という

いわゆるマスタークロックで

制御されますが、

マスターの影響を受けずに

体内時計をつくる方法が生体にはあります。



それは食事です。



夜行性の動物が昼だけに食事をとると

昼行性になり、夜の活動は減っていきます。



光の影響を排除しても

食事をとる時間によって

体内時計の位相（いそう）が動きます。



人間に当てはめてみて考えると、

夜に食事をとると体内時計が遅れていき

夜型になっていく。



夜の食事は、太るとか消化に良くないという

認識はあると思いますが、

食事によって夜型がつくられているという

こともあるわけです。



日中に光を見る機会が少ない人も多いと思います。

窓のない部屋での作業や

昼も夜も同じ明るさの中で生活されている人も

いらっしゃると思います。



体内時計調整のために光を見ろ！と言われても…。

そんな方には、食事の時間によって調整する方法が

あるということです。



夜型から脱却したい場合は、

まずは、休日の朝や昼の食事量を

少しだけ増やしてみましょう。



徐々に増やしていけば、

日中の方が夜中より活動しやすくなっていきます。



からだの変化に合わせて

朝食に比重を置くことができていけば

夜型から脱却することも可能です。





からだの仕組みを知ることは、

24時間社会のコンディション作りの基本です。



不規則な生活こそ、

からだの機能をフル活用しましょう。





「あなたの人生を変える睡眠の法則」

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こちらでは

体内時計の仕組みと、

それを使いこなすための

誰でもできる方法をご紹介しています。



毎日の充実に、

ぜひ、ご活用ください。