2013年03月15日

レプチンを知って太り体質を変える!

太りやすい、または痩せやすい体質って

なんでしょうね?



遺伝子からの視点では、

太りやすい体質の人は、レプチン(満腹ホルモン)が

働きにくい。

レプチンは脂肪燃焼の役割をしているので、

働かないとエネルギーの在庫(中性脂肪)がたまって

しまいます。



一方、

痩せやすい人は、UCP2(ミトコンドリア脱共役蛋白質)が

働きやすい。UCP2が働くと、

化学エネルギーがATPを経ずに

直接、熱へと変換され、消費されます。



車に例えると、超燃費が悪い車です。

どんどんガソリンが消費されてしまいます。



なんだ。遺伝子で決まっているならしょうがないか。

と思ってしまいそうですが、

実は人間は、遺伝子で決まる部分は50%。

残りの50%は、職業や生活習慣など、長い期間を経て

環境に適応した結果で決まります。



チャンスはあります!



太りやすい人のレプチンは、

睡眠を削ると減るという性質があります。

夜中になると、妙に小腹がすいてきますが、

これはレプチンが減っているサインです。



ということは、早寝をすればよいと。

ここで短絡的にならずに、どう早寝をするかを

押さえておきましょう。



まず、皆さんは、早寝をするという言葉を聞くと、

一時間単位で早寝をすることを頭でイメージします。

これはテレビ欄の影響ですが、

なにも1時間単位で考える必要なんてありません。



5分。



5分でも早寝をしてみましょう。

5分でも7日間続ければ、35分かせげます。

睡眠は、1日の長さだけでなく、絶対量を増やしてみましょう。



私たちは、普段0時に眠っていたら、23時55分にすべてのことが

済んでしまうと、残りの5分で何かをするのです。

例えばスマホで検索など。

この5分は睡眠に当てられるはずです。



そして眠り方です。

最初の眠りが深くないと、レプチンが減っても成長ホルモンが

増えないので、やはり痩せにくいです。

最初の眠りを深くするには、就寝1時間前に入浴をするように

してみましょう。(熱い湯の人は2時間後)

就寝が遅くなる時は、入浴も一緒に遅らせましょう。



入浴1時間後の眠気をやり過ごしてしまうと

寝つきにくく、成長ホルモンも減ってしまいます。



痩せやすい人は、

筋肉を鍛えましょう。

ミトコンドリアが多く含まれる抗重力筋、

顎、腹筋、ふくらはぎ、腿、お尻、背中です。



加圧トレーニングと同じ作用のスロートレーニングが

手軽です。

実施時間は、やはり就寝1時間前が最適です。

軽く汗をかく程度が良いですね。



遺伝子を活かしつつも、

足りない部分は生活行為でカバーすることで、

なりたい自分を実現させる。



仕組みが分かれば、

やる気もわいてきますね。

後は、ご自分の生活に置き換えて、

もっともやりやすい方法に工夫してみてください。

オンリーワンの生活習慣がつくれるはずです。



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脳と睡眠を使いこなす科学的な方法を

詳しくご紹介しています。



忙しい毎日の充実に、ぜひご活用ください。
  

Posted by ActiveSleep at 11:06Comments(0)