2013年03月11日

ながら活動で脳が疲弊する

仕事中に一息つくと、

ケータイや新聞などに目がいく。



気分が変わってまた仕事に戻ります。



実はこれ、

脳にとってはとても悪い習慣です。



脳は、

視覚を遮断しないと休息しません。

ここでいう休息とは、

神経の修復作業、溜まった物質の分解作業を

さします。



仕事の文書をPCでつくることと、

ケータイでメールを確認したり、写真をみること。



緊張感は違っても、

脳にとって視覚情報を処理するという課題で

あることは変わりません。



結局脳は忙しく働いてしまうので、

休憩は表面上だけの話で

生産性は低下してしまいます。



一方、目を閉じると

それだけで脳波はアルファ波になります。

アルファ波ミュージックというものが

一昔前に流行りましたね。

アルファ波はリラックスする脳波として知られましたが、

リラックスしていなくても、目を閉じればアルファ波にはなります。



アルファ波ミュージックは、

上手いコピーでしたね。

でも、音楽を聴いていても視覚を使っていれば

やはり脳の緊張(ベータ波)は緩みにくいのが事実。



このアルファ波をうまく活用することが、

仕事効率向上のカギです。



目を閉じて、

5分以上経過すると、

脳にたまった睡眠物質が分解されるので

実際に頭の働き(認知機能)が回復します。



脳をコンスタントに休息させ、

生産性を保つ。

これを阻害するのが「ながら活動」です。



テレビを観ながら食事、

音楽を聴きながら読書、

寝ながらゲーム・・・。



脳に常にマルチタスクを要求する環境を

無自覚に作ってしまっていませんか?



自分では気づいていなくても、

知らないうちに習慣になっていくのが

ながら活動です。



脳にとってマルチタスクは非常に負担。

こんな負担でエネルギー消費が多い作業は、

もっと重要な案件の処理に

とっておきたいですよね。



ためしに、

テレビを消して食事をしてみましょう。



・・・。

静かすぎて落ち着かないと思います。



これが、

ドーパミン中毒の離脱症状です。

うーん我慢できない!となってしまいそうですが、

3日続けてみると、

食事中のテレビが今度はうるさく感じるようになります。

これが本来の脳の反応です。



脳の仕組みを理解して、

修復作業も効率よく行えば、

からだが軽く、頭痛などが減っていきます。



ぜひ、お試しください。



「あなたの人生を変える睡眠の法則」

http://www.amazon.co.jp/dp/4426115272



おかげさまで第9版!

皆さんから、

「忙しくて睡眠はあきらめていたけど

考え方が変わった」

「自分に当てはめてみたら、リズムの作り方が

分かってきて面白い」など、

効果を実感するお声をいただいています。



毎日の生活の充実に、

ぜひ、お役立てください。

  

Posted by ActiveSleep at 08:33Comments(0)