2013年03月26日

無知に気づいたら脳は成長する

知りたい!

分かりたい!

という気持ちは根源的な欲求です。



ただし、

脳が分かった!となるには、

「分かっていなかったことに気づく」過程を

必ず経ます。



「分かっていなかったことに気づかない」状態を

ひとまず「無知」と表現してみます。



脳は、

無知のときは怖いものなしです。

行動に前例となる記憶がないので、

失敗がない。

なんでもできる気がします。



10代や20代の頃に、

何でも思い切ってやれた経験は

誰しもお持ちではないでしょうか。



ここから

脳が本質の理解に近づいていくと

「無知」に気づくという過程が訪れます。

「自分は何にも分かっていなかった・・・」と

ひどく落ち込みます。



そして、怖くなる。

脳に一旦記憶が出来上がると、

次の行動が「成功」なのか「失敗」なのか

判断されることになります。



そして脳は、

「分からない」という状況で

恐怖の感情を喚起します。

これは「無知」とは違います。

自分が分かっていないということを知ってしまった怖さです。



実は、記憶障害の治療の途中で、

記憶が回復しだすと、自分が記憶障害であることに

気づくというプロセスに至ります。

このとき、患者さんは猛烈な恐怖に襲われます。



これは

私たちの日常でも起こります。

頑張っていた仕事が、

そもそも自分の「無知」のせいで

全然方向が間違っていたことを知る。

こうなると、もう怖くて次の行動がとれなくなってしまいます。



では

どうすれば良いか。



最初からこの過程を知っていれば良いわけです。

私たちの脳は、本質的な理解に近づく途中で、

必ず一度、自分の「無知」に直面して、

そのときは怖いという感情が喚起されるということ。



これを、最初から知識として知っている。

そうすれば、怖くなったときに、

「これは本質の理解に近づいたのだ」と思えます。



分かりたいという欲求は、

私たち自身が自分であり続けるために必要な欲求です。



この欲求の仕組みを知ること。

これが、自分を大きく成長させることに

つながります。



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自分を変えたい。

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それを叶えるには、仕組みを知ることです。



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Posted by ActiveSleep at 09:04Comments(0)