2013年03月27日

足がない夢を何度も見るって?

足がない、

首から上が離れている、など

体の一部が欠損するような夢を

何度も見る。



目覚めたときは怖いですし、

何度も同じ夢を見ていると

「またこの夢だ」と不安になります。



これは金縛り体験と関係がありそうです。

金縛りの正式名称は、

「入眠時幻覚を伴う睡眠麻痺」。



人間の睡眠は、

後半になるほどレム睡眠の割合が増えていきます。

明け方に目が覚めてしまい、

もう一度眠ろうとしたら金縛りに!

レム睡眠は、通常睡眠サイクルの最後に出る現象ですが、

明け方など割合が増えているときには、

眠り初めに出てしまうことがあります。



レム睡眠中は、体の感覚がありありと感じられ、

外の環境にも注意を払っていますが、

運動神経とは遮断されているので、体は動かない現象。



入眠してすぐにこの現象を体験すると、

脳は、感じられた感覚を画像化するので、

「おなかの上におばあちゃんが座っている」などの

映像を脳内で作り上げます。



レム睡眠中は、血圧や心拍数が激しく変動するので、

心臓バクバクでパニックみたいな感じに。



この「入眠時幻覚を伴う睡眠麻痺」は、

10代~20代前半をピークに、年齢を重ねるごとに

徐々に見られなくなっていきます。



20代で、何度も同じ夢を見て怖い…。と思っていても、

年齢が経つと脳の構造も変化し、

そのような体験は見られなくなっていくので、

心配はしなくて大丈夫です。



夢分析が盛んに行われたのは20世紀。

学術論文もその頃はピークでしたが、

現在は、生理学的な現象を対象にすることが主流で、

夢の内容いかんが何か昼間の活動に関係するかというと

それはかなり否定的です。



ちなみに、

医学的に「悪夢」とは、

汗びっしょりかいて、ガバッと起きてしまう夢のことです。

仕事の夢を見ちゃった…。

血みどろの人が追いかけてきた!などの夢でも、

上記の反応がなければ「悪夢」ではないので、

ご安心ください。



「あなたの人生を変える睡眠の法則」

http://www.amazon.co.jp/dp/4426115272



睡眠は科学的な現象です。

科学的に証明されたことは、私たちの毎日の生活に

活かしてこそ、意味があります。



この本で紹介している

4・6・11の法則を使って、

忙しい毎日を充実させていきましょう。

  

Posted by ActiveSleep at 08:35Comments(0)