2012年07月12日

本当の自分を見失ったときは

本当の自分は

一体どんな人だろう?



忙しい毎日の中で

ふと、そんな疑問に

立ち会うことが

ありませんか?



自分を認識する

脳の働きは

「メタ認知」と

呼ばれます。



メタ認知には

脳の前頭葉という部分が

関与していることは

分かっていますが、

どうやら、

特定の部位が

役割を担っているのでは

なく、脳内の

ネットワークによって

創られていると

考えられています。



メタ認知とは

自分の脳を

覗き見る「内なる目」。



この機能が

うまく働いているときは、

感情をコントロールできて

います。



イラッとするときに、

「まてまて、今の現象に対して

自分の記憶が反応しただけだぞ」

みたいに。



まあ、あまり機能しすぎると

ドラマチックな人生を

おくれないと思いますが。



さて、

このメタ認知には、

容量制限があることが

知られています。



神経のネットワークで

頭がパンパンになっていると、

メタ認知機能は

働きません。



空き容量をつくる

必要がある。



この空き容量をつくるのが

睡眠です。



睡眠中には、

アポトーシスと言って

不要な神経を消去する

仕事があります。



この仕事をする時間を

しっかりとって

あげないと、

メタ認知を機能させることが

できない。



忙しく、睡眠削って

走り続けていたら、

「本当の自分って?」という

疑問に立ち会いがちなのは、

このアポトーシスの仕事が

不足しています。



本当の自分探しとは、

実は睡眠中に行われていると

いうことですね。



私たちは、

この睡眠中の仕事に

ゆだねる姿勢をもつことが

必要なのかもしれません。
  

Posted by ActiveSleep at 08:43Comments(0)