2013年02月28日

脳は「何も考えない」ができない

ぐるぐる考えごとをしてしまうときは

なかなか脱却できませんね。



「何も考えない!」と頑張ろうとしますが、

いつのまにか考えている。



脳が「何もしていない」ときは、

前頭葉下部、頭頂、側頭葉、後部帯状回、海馬が

働いています。



つまり、脳は「何もしない」ことができない。



このようにぐるぐる浮かんでくる考えごとを

内的思考過程と呼ばれます。

自分の行為を振り返るなど、非常に重要な機能ですが、

行き過ぎるとぐるぐる状態になってしまいます。



内的思考過程と負の相関があるのが実行系。

人間は特に手を使うと、

内的思考過程が抑制されます。



不安でしょうがないけど

仕事を続けなければならないときなどは、

手を動かしているときは

精神状態を保っていられても、

仕事が終わると突然不安になるなんていう

体験もありますよね。



手を動かすことは、

考えごとを抑制します。



ちょっとした不安にさいなまれてしまうときは、

日常の手作業がおろそかになっているかも。



歯磨き、洗顔、皿洗い・・・。

何気なく行っている手作業に注意を向けてみると、

ぐるぐるの考えは脳の中で抑制されます。



毎日の生活の中で

うまく脳のバランスをつくってあげたいですね。





「あなたの人生を変える睡眠の法則」

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おかげさまで、第7版になりました。

皆さん自身が自分の仕組みを知り、

そんな皆さんが周りの大切な人に伝えることで

毎日のちょっとしたきっかけで

良いスパイラルがつくられる。



そんな変化が起こっています。

  

Posted by ActiveSleep at 09:30Comments(0)