2013年02月18日

風邪予防には「顔を触らない」

私たちヒトは、

独立した一個の生物のように感じていますが、

実は無害な微生物が何兆個も集まって

できています。



この微生物が

食べ物の消化を助け、

免疫を調整し、

病原菌を撃退するなどの働きを

してくれています。



風邪ウイルスがこの微生物の集合体の

一員になろうとして入り込むと、

当然自らを繁栄させようと増殖を

試みます。



これによって私たちは風邪をひく。



風邪をもっとも効果的に予防する方法は何か?



それは

「顔を触らない」ことです。



手についた菌を

目や鼻や口などの粘膜に届けてしまう行為を

やめればいいわけです。



ここで一つ問題があります。



PC作業中の人は、

5分に1~3回、顔を触るというデータがあります。

1日に換算すると200~600回!



となりの人を観察してみてください。



首元や眉毛、目や鼻を触っていませんか?

わざわざ病原菌を粘膜にとどけてしまう。

なぜ、無意識にこんな行為がされるのでしょうか?



実は、

睡眠が不足すると、

顔に触る回数が多くなります。



脳の覚醒を維持する物質に「ヒスタミン」という

物質があります。

よくかゆみ止めや鼻炎薬に使用される抗ヒスタミン剤は

このヒスタミンを抑える作用です。



睡眠が不足している状態で、

無理やり脳を覚醒させると、ヒスタミンが増加します。

すると、触覚に敏感な個所がかゆくなる。



会話中に、首元を触ったり、

頬を触ったりしていませんか?



これは睡眠が不足しているサインです。





睡眠が不足した状態で、

PC作業のような脳を覚醒させる行為をすると

顔に手がいく回数が増える。

すると、病原菌が体内に侵入し、

しかも睡眠不足によって免疫力は下がっている。



すごくハイリスクな状態ですね!



大切なのは無自覚な行為に気づくこと。

日常のちょっとしたサインをキャッチして

自分のコンディションをモニターできれば、

体調不良ややる気の低下より、

はるかに前の段階で対処できます。



「あなたの人生を変える睡眠の法則」

http://www.amazon.co.jp/dp/4426115272



こちらでは

睡眠不足の意外なサインと脳の働きについて

くわしくご紹介しています。



自分の仕組みを知って、

脳と体を使いこなしましょう!





分かっていても

つい顔を触ってしまう・・・。

だから手洗いが大切なんですね。

  

Posted by ActiveSleep at 09:12Comments(0)