2012年03月30日

働く女性は昼間眠い!

勤労者の睡眠調査では、
日中に過度の眠気を自覚する女性は13.3%。
男性の7.2%に比べて約2倍です。

関連する因子として、

6時間未満の睡眠時間であること

起床時間が不安定であること

抑うつ傾向であること

が挙がっています。



女性の月経周期にともなう24時間の眠気を
脳波で調べたところ、
月経前の黄体期では、日中に徐波睡眠の
出現回数が増加していることがわかりました。

女性が自覚する眠気は、
科学的にも裏付けられています。



仕事上は、
うっかりミスや物忘れが増えるというリスクが
高まります。

女性の眠気の変化に合わせて、
仕事のスケジュールが組まれれば、
日本のうつ病問題は
かなり解決しそうですよね。

この女性型社会というべきか、
女性の生理現象に合わせた
社会のリズムが望ましいということは、
かなり以前から学会などで報告されています。

実は、このリズム、
男性にも利点が多いのです。

あまり知られない、
男性の更年期障害や
うつ病などには、
生体のリズムのずれと
社会のリズムのずれが
関係していると考えられています。

男性は自覚できにくいので、
科学的な証明が進んでくれば、
生理的なリズムを尊重した
ヒトの能力がもっとも発揮される
労働スケジュールが実現できるかも
しれません。


そんな社会を目指したいですね。  

Posted by ActiveSleep at 06:52Comments(1)