2013年08月29日
つくり笑いは脳にとっても不自然な運動
おはようございます。
楽しくて笑うときとつくり笑いの違いは?
つくり笑いをしていると、
片方の口角だけが上がったり、目が笑っていないなど
ひきつった顔になってしまいます。
前者は、
前頭基底ループが活発になっています。
ここは、補足運動野、被殻といった自動化された運動を
出力する部位。
自然に顔が動いてしまうということです。
一方、後者は、
一次運動野が活発になります。
ここは、新しい運動を意図的に出力する部位。
つまりあえて脳が筋肉に命令して顔を動かしています。
どおりでひきつるわけです。
この一次運動野を使ったつくり笑いをしていると、
顔の筋肉の運動が自動化されていかずに
骨と筋肉のポジションに無理が生じて、
その結果、ほうれい線が深くなるとも言われています。
楽しくて笑う、ということは、
脳にとってはごく自然な運動出力だということですね。
さて、
無理に楽しもうとしても、
笑えないこともあります。
笑いをとろうとしてすべったときの、
会場のシーンという空気は独特なものがありますよね。
ギャグがすべったときは
聞いている人の脳では、
腹内側前頭眼窩野の活動が著しく低下します。
この部位は、楽しくて笑うことに深く関係しているだけでなく、
私たちが何かをしたいと自発的な動機をもつ部位でもあります。
自分から動こうという部位が低下するので、
まさにシーンとしています。
楽しい笑いは、
歩くことや食べることなどの
自動化された運動と同じレベルです。
ごく自然に毎日の生活の中で
楽しく笑いたいものですね。
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Posted by ActiveSleep at
08:40
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