2013年08月27日
なぜ子供に口うるさく言ってしまうのか
おはようございます。
何らかの作業をしているときは
無意識でも脳内で段取りを立てています。
過去の記憶から
行動予定を立てる内側ネットワークの働き。
しかし、
このタイミングで「○○やったの?」と声をかけられると
段取りが狂いイラッと。
「今やるとこ!(怒)」
どんなに良い方法であっても、
脳内の段取りが狂わされるのは負担がかかります。
行動予定を修正するには、
今までの行動を抑制しながら、
新しく言われたことから行動を組み立てなければ
ならないです。
一方、声をかけている側は、というと、
声かけをすればするほど
どんどんエスカレートしていきます。
自分のことをしながら周囲を見渡し、
相手の行動で、自分のイメージと違うものを見つけたら
声をかける。
こうしていると、
本人は実に充実感を得ます。
自分の行動と周囲の監視、声かけによる介入という
マルチタスクによって脳が過剰に興奮し、
新たな間違いを発見するのを期待してしまうのです。
これはドーパミンの作用。
ドーパミンは、分泌された前の行動を強化します。
つまり、声かけをし続ける。
相手の間違いを待ち続ける。
これって、
子育てにはよく見られる場面です。
自分に置き換えてみると、
実に口うるさく子供が行動する前に
口を出してしまう。
口を出す目的は、子供に成長してほしいから。
でも、本当に成長するには、
脳内で組んだ予定通りに行動を完結させて
上げることのはず。
そこで、
完成のイメージだけを伝えて、
手順は任せてみてはいかがでしょう。
自分は、不得意だから
うまいこと人に手伝ってもらいたいな
という場面だと置き換えてみるといいかもしれません。
(本当は得意だけど)
こんな風にやってくれないかなー。
くらいのテンションで子供に伝えれば、
子供は一生懸命自分なりの段取りで行動してくれます。
お互いに成長できるコミュニケーションを
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Posted by ActiveSleep at
10:35
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