2013年01月31日

赤ちゃんは6か月で脳の判断が完成!?

おもちゃにじーっと

注目する赤ちゃんはかわいいものです。




生後1ヶ月では、

目の前の物にじーっと

注目します。




視力は低いので、ぼわっとしか

見えていません。



大脳皮質が発達する生後3か月では、

目の前の物から別の物に

注目を移すことができるようになります。




そして、

生後6か月には、

目の前の物の周囲に注目することも

できるようになる。




これはもう大人の機能と同じです。




眼球運動とは、

見るための運動だけでなく、

実に様々な脳の活動と

関連しています。




といいますか、

視覚機能がやはり一番研究しやすいので

明らかになっていることが多いだけで、

実は、耳や口などの他の機関も

非常に関係が深いはずです。




脳のリハビリテーションの立場で

眼球運動に注目すべき機能は、

記憶との関連です。




視界に物が現れると

ささっと眼球が動き、

物を一時的に記憶にとどめます。




が、

パッと視線を外したときは、

一時的にとどめた記憶を

消去しています。




記憶に残すべきか否かを

脳が瞬時に判断しているのです。




おそるべき機能。




私たちが必要性をごにゃごにゃ考えるはるか前に

とっくに記憶の必要性は判断されていると

いうわけです。




この機能を逆手にとっているのが、

「アイキャッチ広告」。




記憶の片隅にカチッとフックがかかるような

程度の情報を載せることで、

さっと見た後、パッと眼球が戻って

一時的にとどめた記憶を増強するわけです。




思わず目に止まった広告を

よくよく観察してみましょう。




その広告のどこかに、

過去自分がなじみのある、

しかし、毎日目に触れているほどではない

アイコンがこれまた絶妙な位置に

配置されていると思います。







赤ちゃんの脳の発達は、

大人の私たちが自覚できにくいことを

しっかり教えてくれますね。







最近、著書の

「あなたの人生を変える睡眠の法則」

http://www.amazon.co.jp/dp/4426115272

や講演を聞いてくださった人が




「人間の脳ってよくできているんですねー」と

お話ししてくださいます。




人間の創りのすごさを一番知らないのは、

人間かもしれません。




自分の仕組みを知って、

自分をもっと使いこなせば、

毎日がスッキリ前向きに!

















  

Posted by ActiveSleep at 09:19Comments(0)