2013年01月15日

ボーっとすることの意味は

仕事中に

集中が途切れて

ぼーっとしてしまうことがあります。



周りを見ると

みんな集中しているのに

いかんいかんと

頭をふりふり仕事に戻る。





脳には

課題を解く実行系ネットワークと、

思い出そうとしていないのに

記憶が想起されるデフォルト系ネットワークが

あります。



両者には負の相関関係が

あります。



つまり、

難しい課題に取り組んだときほど

休んだときにとりとめないことが

頭に浮かびやすいということ。



私が臨床で対象にしていた患者さんは、

このデフォルト系ネットワークが

働きすぎてしまうという脳の特徴が

ありました。



するとどうなるかというと、

人の話を聞いている最中に

考えごとが浮かんできてしまい、

話を聞き逃してしまうのです。



これは、すごく忙しい状況では、

誰もが経験する現象です。



ぐっと難しい課題に

取り組んだ後では

このデフォルト系が働きます。



これは、

脳が脳自身を守るための仕組み。





ところがこの仕組みを知らずに、

周りの人がみんなずっと集中している

ように見えたり、

優れたビジネスマンの仕事術を

本で読んだりすると、

「自分は集中力がない」と

考えてしまいます。



この焦りから、

隙間時間を活用して新しい課題に

取り組んだりしても

気分が高揚するばかりで

実は生産性は上がっていません。



それどころか、

逆に当然できていた課題でも

うっかりミスをするはめに。





集中力が高い人は、

人知れずデフォルト系を使うのが

うまいのです。



ボーっと考えごとをするという時間を

うまく行動の隙間に挟むことが、

脳がもっとも効率よく働く方法。





戦略的にデフォルト系を

使いこなしてみましょう。





「あなたの人生を変える睡眠の法則」

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こちらでは、

脳の仕組みを使ってやる気を出す

メカニズムをご紹介しています。



自分の仕組みを知れば、

もっとスッキリ前向きに。

  

Posted by ActiveSleep at 08:57Comments(0)