2013年02月17日

就寝30分前にPCやめろと言われても…

睡眠の質を上げるには

「就寝30分前にはテレビやPCをやめろ」

と言われます。



これがなかなかできません。



三畳一間の当直室。

あるのはテレビとコタツのみ。



テレビをつければ

ここからの14時間は台無しになることは

分かっていながら、

ふとした隙にテレビがついている!



自分でも気づかないうちに

テレビをつけたり、

PCを立ち上げたり、

スマホ見たり。



そんなこと、ありませんか?



脳は、

記憶に基づいた行動を

とることしかできません。



眠れないときに

ふとテレビをつけると

観ているうちにぼーっとしてうとうと眠る。



これが記憶に残ると、

次に眠れないときは、

「そういえば前はテレビをつけたら眠った」

という記憶をもとに

テレビをつけるという行動が喚起されます。



生活習慣とは記憶の痕跡。



これが積み重なっていくと

「私はテレビがついていた方が眠れる」という

信念が出来上がっていきます。



テレビやPCをつける行動は、

ドーパミンの仕業です。



ドーパミンは、増える直前にとった行動を

強化する性質があります。



強化された行動は、

自分の意図するより前に無自覚に引き起こされます。



買い物をしているうちに、

いつしか買うという行為が楽しくなってくる。

こんな感覚を得たことはありませんか?



買い物、パチンコ、アルコール、たばこ・・・。

なかなか抜け出せない行動の背景には

ドーパミンが作用しているのです。



では、抜け出すには?



就寝前のテレビやPCの場合は

生理反応を変えてしまうという方法があります。



それは

「脳を冷やす」こと。



視覚刺激で温度が上がった脳は、

急激に鎮まることができないので

眠れない。



そこで、上がってしまった温度を下げます。

枕の上半分のところにやわらかい保冷剤を

置いてみましょう。



耳より上の頭を冷やすのがポイント。

首を冷やしてはいけません。



脳の温度が下がると

考えごとができなくなってしまいます。



眠る直前まで仕事をする方や、

なかなかテレビをやめられない方は、

脳を冷やしてみると、

今度はその記憶に基づいて、

就寝時間には脳が働かないように

リズムができてきます。



そうなれば、

無自覚にテレビをつけたりしなくなる。



自分の脳に翻弄されずに

仕組みを知って、

しっかり使いこなしましょう!





「あなたの人生を変える睡眠の法則」

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こちらで詳しくご紹介しています。



かくして私は、

三畳一間の当直室でも

テレビをつけずに夜中に仕事を片付ける

習慣を身につけたのでした。



罪悪感から脱却するって

やっぱり気持ちいいですよね!




Posted by ActiveSleep at 13:11│Comments(0)
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