2012年10月16日

イロとカネと名誉と

おはようございます。

病院から出て

社会に接点をもつと

いろいろな話を伺います。




そこで感じるのは

病院は社会の縮図だなぁと。




特に

精神科は

身の回りで起こっていることを

極端にして集めた感じ。




私が精神科に勤めていたときに

ダイエットコーク事件

(勝手に名づけました)が

ありました。




院内のどの自動販売機も

ダイエットコークが

常に売り切れなんです。




患者さんが買いまくる。




それは

「ダイエットコークが

カラダにいいと

聞いたから」と。




こう聞くと

滑稽な感じがしますが

社会で起こっている

消費活動も

要素としては

同じだなと感じます。




精神科では

脳の抑制が効かないので

極端に表現されているだけで。







さて

精神医学では

昔から

症状を悪化させるのは

「イロ・カネ・名誉」だと

言われています。




これら3つの欲求を

一足飛びに満たそうとすると

脳内の情報

バランスが崩れて

視野が狭くなり

人の助言が聞けなくなる。




治療のカギは

スモールステップ化。




欲求を

満たすまでの道のりを

できるだけ細分化します。




すると

案外すでに

達成していることが

あることに気づきます。




全然できていないという

焦りが

極端な行動に駆り立てるのが

脳の促通と抑制現象の

特徴ですね。







一足飛びに

欲求を満たそうとする

姿勢も人間として

リアルでステキですけど。







ヒトには

焦りや不安を

デフォルメして楽しんでしまう

能力があります。

ストレスもこんなふうに診断してみては↓

http://activesleep.net/sleep-method/free_diagnoses/



ココロとカラダ。

バランスを崩しているときは

バランスをとろうとしている

ときです。




自分の脳の仕事を

信頼してゆだねてみましょう。



Posted by ActiveSleep at 09:15│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
イロとカネと名誉と
    コメント(0)