2013年04月16日

脳は自分を活かすと他人が活きるつくり

本当の自分って何だろう?と

悩むときがあります。

何かに一生懸命なときは気づきませんが、

達成したときに、ふっと頭に浮かびます。



もっと違う自分がいるのかも。

自分ってもっと面白い人だったはず。

などなど、混乱したり大切なことにきづいたり。



ヒトは、自分自身のことが一番わからないわけですが、

ときにわかった!となったときは、

大きな喜びを感じます。



そもそも、

自分とは何でしょう?

そのヒントとして、自分とはどのような行動をしているか、

という表現系で見てみます。



自分の行動は、記憶の痕跡で決まります。

ヒトは、記憶をもとにしないと行動できません。

全く新しい行動でも、数%の記憶から要素をかき集めて

構成されています。



記憶の痕跡は3種類に分かれます。

①意識しながら行うもの

②行ってはいるけど他に意識が向いているもの

③最初から無意識なもの



どれが呼び出されるか、

特に③が呼び出されるには、

扁桃体(へんとうたい)という感情をつかさどる場所が

カギを握っています。



人と会って、強く感情が動かされると、

扁桃体からの経路が活性化し、

適切な痕跡を呼び出します。



そのときに、いつもと違う行動をとることがあります。

扁桃体が刺激される感情は、

快感のものもあれば不快感もあります。

不快感によって自分の行動がつくられていくと、

いつのまにか今の不快感を避ける、もしくは不快感を表現することが

普段の行動パターンになってしまい、

それが「私」になってしまいます。



これは誰もが望まないことですが、

そうなっていることには自分では気づけない。



今の自分が置かれている状況にいる人たち。

この人たちが私をつくっています。



こう考えてみると、

その人たちから快の部分を発見して、

そこから自分の行動がつくられるように仕組みたくなります。



人の良いところを発見するというのは

難しいことですが、

自分の脳をうまい方向に機能させるためにも

必要だということが分かると、

妙に合点がいくこともあると思います。



自分自身をしっかり活かそうとすることは、

実は他人を活かすことにつながるように

脳はできているのかもしれません。



「あなたの人生を変える睡眠の法則」

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今までの臨床経験をもとに執筆した本ですが、

みなさんからたくさんの反響をいただいております。



おかげさまで、5万部になりました。

ちょっとした行動が、毎日の生活を大きく変えていく。

そんな人間の仕組みが、

みなさんの充実につながっていけばうれしいです。




Posted by ActiveSleep at 08:45│Comments(0)
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