2013年03月18日

体内時計に操られないために

深夜のテレショップは

なかなかやめられないものです。



実はこれ、

生活の不摂生や自制心などの問題ではなく、

ドーパミンの作用です。



中脳の腹側被蓋野から前頭葉に分泌され、

脳を興奮させます。

このドーパミンには、やっかいな特徴があります。

ドーパミンが増えた前に行った行動を強化するという

作用です。



テレビをつけます。

新商品の映像を見ます。

すると脳は新規情報としてドーパミンを放出。

ドーパミンが増える前の「テレビを見る」という

行動が強化されて見続けてしまいます。



こんな経験ありませんか?



バーゲンセールで買い物に行き、

最初は欲しい物を買っていたけど、

買っているうちにだんだん「買う」こと自体が

快感になってきて、「買う」という行為が目的の

ような感覚を覚える。



この自分の意思を超えてのめりこむような感覚は、

どんな人でも何らかの形で体験したことが

あると思います。



パチンコなどの賭け事や

アルコールやたばこも同様の作用によるものです。



では、

ドーパミンは悪い物かというとそうではありません。

ドーパミンが異常に少なくなると、

何事にもやる気がない、ときめかなくなってしまいます。

適度な量の範囲を超えなければ、

人生を彩る非常に重要な物質です。



さて、

私たちの細胞には時計遺伝子というものが

備わっていて、脳や内臓、筋肉が何時にどのような

働きをするかは、おおよそ決まっています。



ドーパミンはいつ増えるのか?



それは深夜1時です。



テレショップの売り上げが最高なのも深夜1時だそう。



なんとも皮肉な一致です。

自分の感情や判断も、その基礎は体内時計によって

ほぼ決まっています。自分では自覚できないので、

体内時計に操られているような感じですね。



この体内時計の仕組みを知れば、

何時にどんなことをするのが適切かという

新しいマネジメントの視点が出てきます。



操られるより、使いこなしましょう!



「あなたの人生を変える睡眠の法則」

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体内時計を使いこなすために、

最も簡単で効果の高いツールが「睡眠」です。

ただ眠るのではなく、睡眠を使って時計調整をすることで

昼間のパフォーマンスを上げる。



これが21世紀の健康管理法ですね。




Posted by ActiveSleep at 09:01│Comments(0)
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